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保護者、教員の方へ
図書館では、子ども読書活動推進計画に基づき、さまざまな児童向け事業の取り組みをしています。
ブックスタート
4から5ヶ月児健診にあわせ、ブックスタート事業を実施しています。ブックスタートは、1992年頃イギリスで始まった運動で、綾瀬市では2011年9月から始まりました。
あかちゃんは、ことばの意味はわからなくても、まわりの大人が自分に語りかけてくれる声や表情を感じています。特に、お父さんお母さんや家族の聞き慣れた声には安心します。あかちゃんをだっこしていっしょに絵本をひらき、書いてあることばをそのまま読んであげてください。ブックスタートでお渡しする絵本は、親子でふれあう時間を持つための「きっかけ」であり、早期教育のためのものではありません。上手に読めなくても、あかちゃんが内容をわかっていなくてもよいのです。
ブックスタートでは、親子ひと組ごとに図書館司書が選んだ4冊の絵本を紹介しています。その場で実際によみきかせを体験していただき、1冊選んでいただいた絵本をお渡しします。健診を終えて眠そうにしていたあかちゃんが絵本の絵に向かってちいさな手をのばしたり、担当者の読み聞かせる声に合わせて楽しそうに笑ったりする姿に「子どもがこんなに反応するとは思いませんでした」と驚かれる方も多いです。
絵本といっしょに、あかちゃん向けの絵本として評価の高いものを集めたブックリストをお配りしています。リストに掲載されている本はすべて図書館で貸出できますのでご利用ください。
あやせゼロの日運動
「テレビを消して家族団らん家庭読書」を合言葉に、毎月ゼロの日(10日・20日・30日)を「家庭読書の日」と定めて、家族ふれあいの日とするものです。「テレビを見ない・ゲームをしない日」をもうけて、家族みんなで好きな本を読んだり、おしゃべりや遊びなどで楽しく過ごすことを呼びかけています。
図書館では、幼児・小学生・中学生向けにそれぞれ「おすすめブックリスト」を作成しています。本選びの参考にしてください。
ペアレントコーナー・あかちゃん絵本コーナー
ペアレントコーナーは「子どもに絵本を読んであげたいけれど、どういったものを選んだらいいのかわからない」という声にこたえるコーナーです。絵本の選び方についての本や、長く読み継がれてきた絵本をまとめたブックガイド、絵本や読書を活かした子育てについて書かれた本などを広く集めています。
また、あかちゃん絵本のコーナーには、「あかちゃんとたのしむ絵本」として、こどもの本として長く愛されてきた絵本を集めています。お子さんに読んであげる本に迷ったときや、たくさんの絵本を読んでさらに幅広くさがしてみたいと思ったときの参考にしてください。
学校連携事業
毎年、小学校・中学校の図書担当の先生向けに「学校と図書館連携事業ガイド」をお配りしています。学校での授業や児童・生徒の学習を支援する目的で作成したもので、図書館が提供できるサービスをご案内しています。これに基づき、配本や団体貸出といった資料による支援のほか、図書委員や図書室ボランティア向けの講習会のような人的支援も行っています。
ガイドに掲載した事業については随時受付していますが、調整に時間を要するものもあるため、直前のご連絡では対応できない場合があります。お申し込みはお早めにお願いします。また、ガイドにない連携についてもご相談ください。くわしくは、ガイドをご覧の上、子ども読書活動推進担当までお問合せください。
出前おはなし会
ふだん図書館で実施している「おはなし会」を、学校や幼稚園、保育園などの外部の施設へ出向いて行います。市内の施設や団体、子育てサークルなどが対象です。おはなし会のプログラムは、時季や参加するお子さんの年齢に合わせて、30分から40分程度で作成しますが、内容や時間については相談に応じます。
実施希望日の1ヶ月前まで申込みを受付しますが、他の図書館事業や申込みの状況によっては調整をお願いすることや、ご希望に添えないことがあります。申込みは、できるだけ早めにお願いします。くわしくは、児童担当へお問い合わせください。
動画でみる読み聞かせ
家庭での読書は、子どもの表現力や情報活用能力向上に役立ちます。
読み聞かせ方の参考に、こがようこさん(絵本作家・紙芝居脚本家・絵本コーディネーター・語り手)の動画をご紹介します。こがさんは現在、絵本ふれあい事業「おはなし会と読み聞かせ講座」で講師をお願いしています。
『語りかけ絵本 いちご』 こがようこ / 文・絵、大日本図書、2017年
©️Yoko Koga, Dainippon-tosho.Co., Ltd.