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2軍通信プラス
納涼おはなし会
綾瀬大納涼祭の花火大会の、少し前の時間。
図書館では「夏のおはなし会」を開催していました。
ふだんのおはなし会とはちがって、会場は2階の学習室です。学習室はいつも机がずらりと並んでいるのに、どうやっておはなし会をするのかというと…
もちろん、人力で机といすを運び出すしかありません。がんばれ!
図書館の閉館作業を終えてから受付開始までは30分と少々。その間に、会場の設営をすっかり整えなくてはなりません。事前に作業にかかる時間を計って、どこに何を置くかも決めてはありますが、頭の中では「24」風のカウントダウンが始まりました。この準備作業はリアルタイムで進行する…(いい声で)
さて、配置予定図のとおりに机といすを移動させた学習室がこちらです。
「広い!」「広いね!」と盛り上がりましたが、まだ準備の半分が終わっただけです。今回はブラックパネルをやるので、吹き抜け側の窓を全部暗幕で覆わなくては。この時点で残り15分、結構ぎりぎりです。
暗幕の設置と同時進行で、おはなし会に必要なものを用意していきます。
座席にするござを敷き、おはなし会のスタンプ、あやせワンパクシール、ブラックパネルの装置、演目に使う小道具などなど、使うときにさっと出せるよう配置していきます。さらに、おはなし会が終わって帰るときの支度まで整え、やり残しがないか確認しているうちに45分になりました。いよいよ受付開始です。
いつもとちがう時間帯でしたが、おはなし会の常連さんや初めて参加される方など、あわせて22人の方が集まってくれました。
真っ暗になった室内にぼわっと浮かんでいるのは「おばけなんてないさ」のブラックパネルです。
ブラックパネルで使うパネルは、ブラックライトという特別な照明にあてると、こんな風に絵が光って見えるようにつくられています。このため、会場の都合で暗くできないふだんのおはなし会には向きません。でも夜のおはなし会なら! と選んだ演目でしたが、子どもたちからは「くらーい!」「ひかってるー!」「きもーい!」という声が上がりました。いい反応…!
お見送りのときに、季節のおはなし会恒例の「おみやげ」を渡しました。
以前チラ見せしていましたが、ちょっぴりこわいおばけのおはなしに合わせて、おばけとひとつ目小僧の指にんぎょうをセットにしました。もちろん、これも図書館の「手芸部」の手づくりです。
帰りは正面玄関ではなく、裏口へご案内しました。すっかり日が落ちて真っ暗になった廊下を、懐中電灯で照らしながらゆっくりゆっくり進んでいくと、列の先頭から「わあ…!」と歓声が。
…いったい何があったかは、夜のおはなし会に参加された方だけのお楽しみということで。
今後もまた夜のイベントを考えていますので、ぜひご参加ください。
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